KINUJOのプロ用ドライヤーが進化!新旧PROモデルを美容師目線で徹底比較
これまで何度かご紹介してきたKINUJO(絹女)のドライヤーですが、今回は新しく登場したプロモデル、
「KINUJO Silk Premium Dryer PRO(シルクプレミアムドライヤープロ)」
についてご紹介していきたいと思います。
KINUJOにはこれまでも、サロン専売の「KINUJO Pro Hair Dryer」がありました。
今回登場したSilk Premium Dryer PROは、その従来のPROモデルと比べて何が変わったのでしょうか?
新しいから単純に「風量が強くなった」「機能が増えた」というだけではなく、比較してみると、KINUJOがドライヤーに求めるもの自体が少し変わってきたように感じます。
今回は美容師目線も交えながら、
従来のKINUJO Pro Hair Dryerと、新しいSilk Premium Dryer PROの違い
を詳しく比較していきます。
新旧PROモデルのスペックを比較
最初に、基本的なスペックを比べてみましょう。
KINUJO Pro Hair Dryer(従来モデル)
価格: 46,200円(税込)
風量: 2.3㎥/分
本体重量: 約333g
消費電力: 1,350W
温度調節: 3段階
風量調節: 3段階
遠赤外線: W遠赤外線
モード: シルクモード
ノズル: 2種類
コード: 約3m
カラー: ブラック
KINUJO Silk Premium Dryer PRO(新モデル)
価格: 52,800円(税込)
風量: 2.7㎥/分
本体重量: 約392g
消費電力: 1,250W
温度調節: 3段階
風量調節: 3段階
遠赤外線: トリプル遠赤外線「Silk Heat 3D」
自動機能: Silk Sensing Plus
モード: ケアモード/ボリュームモード
イオン: Silk Ion
ノズル: 3種類
コード: 約3m
カラー: ブラック
こうして比較してみると、同じKINUJOのPROシリーズでもかなり変わっています。
特に注目したいのは、
風量・遠赤外線・センサー・モード・ノズル
このあたりです。
単純にスペックアップしたというよりも、ドライヤーとしての考え方そのものが変わっているように感じます。
2.3㎥/分から2.7㎥/分へ。さらに大風量に
まず一番わかりやすい進化が風量です。
従来のKINUJO Pro Hair Dryerも2.3㎥/分とかなりの大風量でしたが、新しいSilk Premium Dryer PROでは、
2.7㎥/分までアップしました。
美容室では一日に何人ものお客様を乾かします。
ロングヘアや毛量の多いお客様の場合、ドライ時間が数分違うだけでも、1日を通して考えると大きな違いになります。
また、早く乾かせるということは、単純な時短だけではありません。
髪に熱を当て続ける時間を短くできるという意味でも、大風量にはメリットがあります。
従来モデルも「速乾」は大きな特徴でしたが、新型ではその部分がさらに強化されています。
一方、本体重量は従来PROの約333gから、新型では約392gになりました。
約59gの重量アップとなるため、軽さだけを比較すれば従来PROに軍配が上がります。
ただ、新型では風量が2.7㎥/分までアップしたことに加え、センサーや新しい遠赤外線構造など、さまざまな機能が搭載されています。
従来PROが「軽さと速乾性」を大きな魅力としていたのに対し、新型ではその速乾性をさらに高めながら、髪の状態や仕上がりまで考えた機能性へと進化していることがわかります。
W遠赤外線から「Silk Heat 3D」へ
従来のKINUJO Pro Hair Dryerでは、「W遠赤外線」が採用されていました。
シルクディフューザーから発生する超遠赤外線と、シルクヒーターから発生する遠赤外線によって、髪の内側から効率よく温めて乾かすという仕組みです。
新型ではさらに進化して、
「Silk Heat 3D」
という構造になりました。
遠赤外線を3方向から届けることで、髪を立体的に温めながら乾かしていきます。
ドライヤーは風が強ければ良いというわけではありません。
強い風と高い熱だけで一気に乾かすと、必要以上に髪の水分を奪ってしまうことがあります。
今回の新型では、大風量で乾かすスピードを上げながら、髪の水分を残して仕上げることにもかなり力を入れている印象です。
「シルクモード」から「Silk Sensing Plus」へ

今回、個人的に大きな進化だと感じるのがここです。
従来PROには「シルクモード」が搭載されていました。
温風と冷風を自動で切り替えることで、オーバードライを防ぎながら髪の潤いを守る機能です。
新型Silk Premium Dryer PROでは、さらに一歩進んで、
Silk Sensing Plus(シルクセンシングプラス)
が搭載されました。
2つのセンサーによってドライヤーと髪との距離を感知し、風量を自動で調整します。
美容師は普段、髪の状態を見ながら、
「ここはもう乾いている」
「毛先は少し風を弱くしよう」
「根元はもう少ししっかり乾かそう」
と無意識にドライヤーとの距離や風の当て方を変えています。
その一部をドライヤー側がサポートしてくれるようになった、と考えるとわかりやすいと思います。
特にブリーチ毛やハイダメージ毛、細く乾燥しやすい髪では、乾かしすぎないことはとても大切です。
新しく「ケア」と「ボリューム」の2つのモードを搭載

新型では、
ケアモード
ボリュームモード
という2つのモードが用意されています。
ケアモードではSilk Sensing Plusを利用して、髪との距離に合わせて風量を自動調整。
ダメージした髪や乾燥しやすい髪を、必要以上に乾かしすぎないようサポートします。
そして面白いのがボリュームモードです。
こちらは根元をふんわり立ち上げながら乾かすことを考えたモード。
さらにプラスとマイナスのイオンを同時に発生させる「Silk Ion」によって、静電気や広がりを抑えながら仕上げます。
単に「乾かす」だけではなく、
髪質や作りたいスタイルに合わせてドライヤーを使い分ける
という考え方が、今回のPROにはかなり強く入っているように感じます。
2種類だったノズルが3種類に
従来PROには、
・ハンドブローノズル
・スタイリングノズル
の2種類が付属していました。
新型では、
・ブローノズル
・エアリーノズル
・ボリュームノズル
の3種類になっています。
ここも美容師としては面白いところです。
ブローノズル
風を集めて、ブラシを使ったブローや毛流れを整えるときに使いやすいノズル。
ツヤを出したり、クセを伸ばしたりするときに使いやすい形です。
エアリーノズル
風を広げながら乾かすノズル。
パーマやウェーブスタイルなど、カールを必要以上に伸ばさず、柔らかく乾かしたいときに使いやすくなっています。
ボリュームノズル
根元に風を送りながら、髪を立ち上げるためのノズル。
トップがつぶれやすい方や、ふんわりしたシルエットを作りたい場合に活躍しそうです。
これまでのドライヤーのノズルというと、「風を細くしてブローしやすくする」という役割が中心でした。
新型では、
どんなスタイルに仕上げたいかによってノズルそのものを変える
という考え方になっています。
これはサロンワークで使うPROモデルらしい進化だと思います。
サロンワークを考えた使いやすさも進化
新型では温度に応じて色が変わる液晶ライティングが採用され、現在の設定が視覚的にわかりやすくなっています。
また、冷風はスライド操作で切り替え。
ハンドルは180度回転する構造になり、左右どちらからでも開閉できます。
さらに専用スタンドも付属します。
美容室ではドライヤーを出したり置いたりする回数が非常に多いので、こうした部分はスペック表以上に使い勝手に影響します。
吸込口も取り外せるため、日々のお手入れもしやすくなっています。
従来PROならではの魅力も
ここまで読むと「新型の方が全部良い」と感じるかもしれません。
ただ、そうとも言い切れません。
従来PRO最大の魅力のひとつは、
約333gという軽さです。
新型より約59g軽いため、とにかく軽いドライヤーを求める美容師には従来モデルのメリットがあります。
また、従来モデルにはカラー剤やパーマ剤、ヘアケア剤などの汚れが付きにくい「低汚染塗料」が採用されています。
サロンという特殊な環境で毎日使う道具として、非常によく考えられたモデルです。
新型が登場したからといって、従来PROの魅力がなくなったわけではありません。
まとめ 「速く乾かす」から「仕上がりをつくる」へ
今回、新旧のPROモデルを比較してみて、一番大きく変わったと感じるのは、単にスペックが上がったことではありません。
従来のKINUJO Pro Hair Dryerも、大風量・W遠赤外線・軽量設計と、プロがサロンワークで使うための機能を備えたドライヤーでした。
新しいSilk Premium Dryer PROでは、風量が2.3㎥/分から2.7㎥/分へアップ。
さらにSilk Heat 3DやSilk Sensing Plus、ケア/ボリュームモード、3種類のノズルなど、新しい機能が加わっています。
その一方で、重量は333gから392gへ。
こうして比較すると、新型は単純に「軽くて風量が強くなったドライヤー」ではないことがわかります。
従来PROが、
「軽さと大風量で、素早く美しく乾かす」
ことを追求したドライヤーだとすれば、新しいSilk Premium Dryer PROは、
「速く乾かしながら、髪の状態やその先の仕上がりまで考える」
ドライヤーへと進化したのではないでしょうか。
KINUJOが今回掲げているのは、
「乾かす時間さえ、仕上がりをつくる時間へ。」
というコンセプト。
髪との距離を感知すること。
乾かしすぎを抑えること。
髪質や目的によってモードを使い分けること。
そして、作りたいスタイルによってノズルを使い分けること。
今回追加された機能を見ると、この言葉の意味がよくわかります。
私たち美容師にとって、ドライヤーは毎日のサロンワークに欠かせない大切な道具です。
だからこそ、道具の進化をスペックだけで終わらせるのではなく、お客様への技術やサービスにつなげていくことが大切だと思います。
乾かす時間を少しでも短くすること。
髪への負担をできるだけ抑えること。
そして、ツヤやまとまり、根元の立ち上がりなど、その方に合ったより良いスタイルに仕上げること。
ドライヤーを使っている時間も、お客様にとってはサロンで過ごす大切な時間のひとつです。
新しい道具や技術を上手に取り入れながら、より良いヘアスタイルを提供することはもちろん、サロンで過ごす時間を今まで以上に心地よく感じていただけるように。
Silk Premium Dryer PROも、そんなサロンワークを支えてくれる新しいツールとなり、皆様をお迎えしていきます。

































